40代母親の高校1年生の不登校のお子さまへのベストな初期対応とは【精神科医監修】

あなたの高校1年生のお子さまは、高校受験をのりこえてから入学後すぐに不登校になりましたよね。

お子さまは志望校に高校受験で合格し、よろこびにみちているのに、入学後2ヶ月で登校をやめたのです。

母親のあなたからすると、いきたかった高校に入れたのに、なぜ高校生から不登校になるの？と思いますよね。

あなたの高校生のお子さまが不登校になるのは、中学生までとは学校構造がまったくことなっているからです。さらに高校生はいつでも中退してもいいという解放されている構造にお子さまの脳の認知は無価値であると認知すると、カンタンに不登校をえらぶのです。

高校生の不登校のお子さまのほぼ100％は復学したいと思っています。

高校生は脳の成熟がすすみ、現実世界を他者や社会構造にふりまわされなくても、自分の人生の未来像を軸につらぬくことができるからです。よって高校生の不登校から中退を選択するのは、お子さまの脳ではデメリットであることはじゅうぶんわかっていますが、まわりの大人のかかわりが最適でないと、お子さまの脳の認知はカンタンに未来像との自分をもすてて、中退をえらんでいるのです。

本記事では、40代の母親がなやんでいる高校1年生のお子さまがのぞまない中退の選択をしないように、ベストな初期対応によって復学にみちびくためのかかわりかたを精神科医監修のもと、わかりやすく解説します。

この記事を通じて、高校1年生の不登校の初期対応に40代母親がかかわれること、お子さまの未来像の構築には専門的なカウセリングをうける選択への具体的なアドバイスと、その実行方法を学ぶことができます。

さらに、カウンセリング支援事業Osaka-Childが提供する、40代の母親向けの支援内容についても詳しく紹介します。読むことで、お子さんをサポートするための知識と自信が得られるため、この困難を乗り越える一助となるでしょう。

40代母親の高校生の不登校への初期対応とは

40代母親がかかえている高校1年生の不登校のお子さまへの初期対応はどうすればいいのでしょうか？

小学生・中学生の不登校と高校生の不登校は心理作用がちがい、社会につながる物理的距離がちかいため、初期対応はまったくかわってきます。

高校生のお子さまの脳の認知は、高校生活というすべての学校構造への拒否がつくられています。

脳の認知による全体的なとらえ方で負の心理作用がなく不登校になるので、そのままのマインドで不登校の現実に母親のあなたや不登校支援、スクールカウンセラーがかかわると、社会への要求による求心性がたかく、今の高校をやめるという一択しかなくなってしまいます。

人生の選択のうえで、小学生・中学生の時間軸での経験と脳の認知にちくせきされているものを一気にかえてしまうと、脳の認知がかなりつよく逆説に反応しすぎるので、学業や勉強、学問にたいする拒否感をうんでしまうからです。

40代母親の高校生の不登校のお子さまがかかえている3つのストレス

40代母親の高校生の不登校のお子さまが、そもそも不登校になっているのは高校に入学してからかかえている3つのストレスになっています。

高校生不登校の初期対応へのタスク①｜高校入学後の勉強へのおくれ・興味喪失

高校生が不登校になって初期対応を最適にする知るべきタスクは、高校入学のあとの学校の勉強でおくれや高校でならう授業についていけないのか、興味関心をうしなってしまうためです。

高校生になると、小学生・中学生まで規律をしいられ、あなたのお子さまはまじめにうけ入れてきました。

今まで経験した規律は社会で他者との最良な人間関係や社会人になって仕事をつづけていくためには必要であるとかんています。

脳がたくさん活動する発達心理フェーズに、学校でつくられたカリキュラムにしたがいました。

その結果、情報に自由なうごきがなく、事象にかかわらず、先生からいわれたことを問題提起しないで、社会がきめた規律や授業でならう知識に依存するしかありませんでした。

このような小学生・中学生の脳の認知への発達が、高校に入るとそれまでしいられてきた脳の認知のスピードがはやくなり、たかくなっていきます。

高校生不登校の初期対応へのタスク②｜中学校とちがう単位へのプレッシャー

高校生で不登校になったあなたのお子さまは、義務教育とちがう学校環境への適応障害からきています。

この高校での学校環境に適応できないと脳は学校に行くこと、学校で勉強することを全面的に否定し、不登校をえらびます。

好きでもない授業を無理にうけて、テストで点数をとって、未来もまだ不確定のままで大学受験がひかえている現実をカンタンにすてられる環境にいるのです。

その期間でかかえたお子さまの負の心理作用がつづくという経験を、不登校から復学につなげて行くためにかかわると、負がさきにあり、正にモデルチェンジするのは、たやすいものです。

あなたの高校生のお子さまへの初期対応をするときに知っておくべきなのは、中学生までとちがう高校生では単位を取得しないといけないという情報だけで、不登校をえらんでいることです。

高校生不登校の初期対応へのタスク③｜高校在学をつづけるか中退したほうがいいかの認知

あなたのお子さまの初期対応に知っておきたいタスクは、高校を在学するか中退するかの選択肢がいつもそばにあることです。

高校生で不登校になると、1学期に1回ぐらいは先生から連絡がありますが、ほぼフォローはありません。

高校での先生の目標設定は、不登校のお子さまを復帰させて、担任をもったクラスの生徒すべてに登校させるのではなく、登校するかは子どもにゆだねられていることです。

高校生の不登校は前述したように、負の心理作用はなく、脳の認知がそのまますべてのネットワークを拒否してしまうことです。

高校に在学するか中退するかの2つの選択とも同じ世界であることです。高校でこのまま在学をしても未来はみえないし、中退したあとの未来もみえないからです。

どちらをえらんでも未来につながるとは認知できないのに、不登校をつづけるか中退するかの選択が脳にたかまります。

このまま不登校をつづけても勉強におくれ、テストで点数をとれないので失点・赤点となり、進級できない現実です。どちらをとっても未来がないのが高校生の不登校のおおきなタスクなのです。

高校生の不登校の初期対応で復学をめざす

高校生の不登校でお子さまとカウンセリングをすると、ほぼ99%のお子さまは復学したいといいます。

高校受験をへて、高校入学には人生におけるタスクをこなし、のりこえているので、お子さまの脳の認知では中退はまだちがうとはかんがえているのです。

しかし、不登校から復学への選択の時間的リミットはきまっています。出席日数がきまっているからです。

高校生の不登校のお子さまが復学のために初期対応でやってほしいことをご提案していきます。

高校生の不登校の復学のためのベストな初期対応①｜母親のかかわりは最小限に

高校生の不登校のお子さまが復学したいとかんがえているなら、母親であるあなたからお子さまへのかかわる時間や濃度は最小限にしましょう。

中退はひとつの選択肢ですが、お子さまの脳の認知のはたらき以外の神経活動をつかってこたえをみちびかないと最適ではありません。

その結果、中退のあと、人生においてなんらかの障壁にであうと、やっぱり高校を中退しないほうがよかったと脳の認知は思いかえしてしまいます。

こののぞまない中退をえらぶお子さまにおおいのは、高校生のお子さまへの母親の過干渉からきます。

高校生の不登校は負の心理作用はなく、脳の認知による高校生活や高校での勉強にたいする根拠のないかんぜんな拒否によってえらんでいるからです。

高校生のお子さまは15歳以上に年齢がつみかさねられていて、脳の成熟がちかづいているので、母親が不登校にたいしてかかわりすぎると、母親への拒否がかけ合わされて、中退をすぐにえらぶお子さまがふえます。

高校生の不登校の復学のためのベストな初期対応②｜復学のスケジュールは子どもが作成

高校生の不登校から復学までのスケジュールはお子さま自身できめさせるようにします。

学校の先生や母親がいっしょになって、復学をかんがえてしまうと、お子さまの脳の認知はすぐに高校生活をすてていきます。

お子さまの脳でのぞんでいないタイミングで復学をえらばないように、不登校から復学までのスケジュールはお子さま自身でつくることです。

なやんだ結果、不登校をえらんだのではなく、なやまずに高校生の不登校はえらんでいるのです。

復学のスケジュールをたてるきっかけをつくるには、母親のあなたでもかかわれます。

復学したいかの問いかけをサクッとおこない、お子さまに出席日数があるため、欠席ギリギリでいつまでに復学しないといけないのかがきまります。

そのギリギリのスケジュールをきめて、いつまでにどうなったら復学ができるのか？

高校生のお子さまは脳が成熟の完成にちかづいているため、だいたいのお子さまはこたえてくれます。

高校生の不登校の復学のためのベストな初期対応③｜担任の先生とはノータッチ

不登校がつづくと、担任の先生から連絡がきます。

令和6年現在では固定電話を契約していない家庭がおおいので、母親の携帯に連絡がきます。

中学生までとちがい、担任の先生の連絡が頻繁にあると、復学したいという選択はなくなります。

高校生のお子さまの脳は中学生よりも成熟してきているので、自立欲がたかいです。

不登校だけでもお子さまはストレスになっているので、ベタベタに担任の先生が何度も連絡がきたり、話をしようとすると、脳はすべてを拒否します。

高校生の不登校の復学のためのベストな初期対応④｜抽象度の高いお子さまの未来像を構築

高校生の不登校のお子さまへの初期対応では、抽象度のたかいお子さまの未来像を構築してあげてください。

高校生のお子さまは高校受験という社会構造での要求をこたえてひとつの峠をこえているので、未来像が構築できます。

そうならないように、高校生の不登校の復学のための初期対応は、母親のあなたからでもいいし、カウンセリング事業をするわたしたちのような外部のリソースをつかって、未来像をえがき、よりお子さま個人の人生をフォーカスして、さらに具体性をもたせるようにしましょう。

だからといって、将来の職業は何がいい？みたいなかかわりでは不登校がながくなるか、中退という選択をするリスクがたかまります。

職業ではなく、人生の未来像で、仕事がなにとかではなく、世の中で生産するとか生産をしてえられた経済力によって、自由な時間をどうすごしていくのかをえがいてあげるようにしましょう。

高校生の不登校の復学のためのベストな初期対応⑤｜復学後3年間の勉強のプログラムを作成

あなたの高校生のお子さまに復学したいというこたえがあるとわかったなら、そのまま復学のタイミングで登校しても、現実的な心理作用はなにもかわらずに、もっと高校生活が苦痛になります。

復学したあとには負の心理作用がおこり、出席日数や単位取得の高校学校構造が脳に負荷をかけて抑うつ状態やうつ病、パーソナリティ障害にかかることになります。

高校生の不登校の子どもとサポートする母親の事例紹介

📝 Case 01｜「朝、玄関で固まる息子」──高校生活が始まってわずか2週間で見えた「異変」

📌 登校をためらう姿に「何が起きているのかわからなかった」

高校入学からたった2週間。新しい制服にも慣れてきたころでした。

ある朝、息子が玄関でピタリと動かなくなり、「今日は行けない」とだけ言って部屋へ戻ってしまいました。
私の頭には「え？なぜ？」「まだ始まったばかりなのに」という言葉しか浮かばず、

なんとか励まして行かせようとしたけれど、息子の表情はどんどん曇っていきました。

その日を境に、朝の支度をしなくなり、学校の話題を出すと無言。

夫は「とりあえず放っておけば」と言うだけで、相談相手にはなりませんでした。

私は

とあせり、どうしていいのかわからず、ネット検索ばかりする日々が続きました。

📘 3週間サポートで「急がなくていい」と思えるようになった私

そんなときに見つけたのが、「高校生の不登校に揺れない母になる」3週間プログラムでした。

申し込み後すぐに届いたPDFで、

「高校生は『沈黙』で自分を守る」

と書かれていた言葉が印象的で、

「話させようとする」私のかかわり方が逆効果だったと気づかされました。

Zoomセッションでは、

「今は『安心の空気』を取り戻す時期です」と言われ、

「無理に話さなくていいんだ」と、

私のココロにも余裕が生まれました。

LINE相談では、「今日は朝食だけ置いておきました」と送ると、

「その静かな配慮が、子どもの感情を守っています」

と返ってきて、思わず涙が出ました。

3週間の終わりころ、息子がぽつりと「少し外に出てみようかな」と言ったとき、

私は

「変わったのは子どもではなく、私自身のかまえ」

だと実感しました。

あせっていた私はもういません。今は、息子の時間を信じて待てるようになっています。

📝 Case 02｜「模試の朝、泣きながら制服を脱いだ娘」──高校2年、受験プレッシャーが限界を超えた日

📌 「頑張ってきたはずなのに、どうして今…」という戸惑い

高校2年の秋。大学受験を見据え、娘は塾と模試に追われる日々を送っていました。

周囲から見れば

真面目でがんばり屋の印象

で、私自身も「この子なら大丈夫」と信じていたのです。

ところがある朝、模試に行く準備をしていた娘が、

突然制服のボタンに手をかけたまま涙をこぼし、

「無理、行けない……」と泣き崩れました。

私はおどろきつつ、

と声をかけましたが、娘はそのまま布団にもぐり、返事もしてくれませんでした。

それからというもの、登校は不安定になり、食事の量も減り、顔色はみるみる変わっていきました。

私はあせりながらもどうしていいかわからず、「このまま受験できなかったら…」と不安ばかりが募っていきました。

📘 「関わらなきゃ」と思い込んでいた私の“焦り”が、娘を苦しめていた

そのときに出会ったのが、3週間集中の母親向けサポートプログラムでした。

申込後すぐに届いたPDFには、

「『沈黙』は『拒否』ではなく、『整理するための時間』」とあり、

私は自分がどれだけ「すぐに解決しようとしていたか」を思い知らされました。

Zoomセッションでは、「今は『母親の安心感』が家庭全体を支える時期です」と教わり、

LINE相談では「今日は娘に『無理しないでいいよ』だけ伝えました」と報告すると、

「その言葉が『安心して休んでいい』という許可になります」

と返ってきました。

それから私は、娘に何かをさせるのではなく、「何もさせない」ことを選びました。

朝は無言で飲み物を置くだけ。会話がなければ、それも受けとめる。

私が「待つこと」に慣れてきたころ、

娘の方から「来週、学校に行ってみようかな」と言ってきました。

今も波はありますが、私はもう「揺れない私」でいられるようになりました。

📝 Case 03｜「『学校をやめたい』が口ぐせに」──高校2年の息子が放った言葉に凍りついた日

📌 最初はただの“反抗期”かと思っていた

「どうせ行っても意味ないし、やめたい」

──そんな言葉を、息子が投げるように言ったのは2学期が始まったばかりの頃でした。

さいしょは軽く受け流していました。

くらいに考えていたのです。

けれど、それが週を追うごとに本気味を帯びていき、

「本当にこの子、やめようとしてる？」そう思った私は、

あせって

と詰め寄ってしまいました。

すると息子は、「どうせ俺のことなんてだれもわかってくれない」とだけつぶやいて、また背中を向けました。
その姿に、私ははじめて

「今までのかかわり方が、子どものココロを閉じさせていたのかもしれない」

と気づきました。

📘 「やめたい」の奥にある気持ちを、私はようやく理解できた

その後すぐに、この3週間集中サポートを申し込みました。

届いたPDFには、

「『やめたい』は『理解されない孤独』のあらわれ」

とあり、胸を突かれました。

Zoomセッションでは、

「親が『変えようとしない姿勢』こそ、信頼を再構築する力になります」と言われ、

LINEでは「今日は何も言わず、ただ朝食を置いておきました」と送ると、

「その『静かな受け入れ』が、今の息子さんを守る土台になります」

と返ってきました。

この言葉に救われた私は、

息子の言葉の裏側にある「ほんとうの気持ち」

に想像をめぐらせるようになりました。

そして3週目、息子がふいに「…テスト期間だけ行ってみようかな」とつぶやいた瞬間、

私ははじめて「回復のきざし」というものを信じられたのです。

私自身も、もう「やめたい」という言葉に動揺することはありません。

今では、「この子の時間をいっしょに歩いていける」と思えるようになりました。

📝 Case 04｜「朝、玄関の靴を見つめたまま固まる娘」──高校1年、静かすぎる「行けない」のサイン

📌 声も涙も出さずに、ただ立ち尽くす娘を前にして

高校1年の春。入学して1ヶ月が経とうとしていたころの朝、

制服姿のまま玄関に立っていた娘が、靴を履こうとせず、じっと俯いたまま動きませんでした。

「どうしたの？早くしないと遅れるよ」

そう声をかけても、返事はなく、まるで時間が止まったかのようでした。

私はあわてて

と問いかけましたが、娘は無言のまま、目も合わせずに部屋へもどり、布団にくるまってしまいました。

そんな思いばかりが膨らみ、娘の前で冷静でいられなくなっていきました。

つい、「とにかく行かなきゃダメ」と声を荒げてしまった日、

娘がぽろりと「どうして、分かってくれないの…」とつぶやいたのです。

📘 「言葉にならないSOS」に応えられる親になるという選択

私がこのプログラムに申し込んだのは、

「『行けない理由がわからない』ことにとまどう母へ」

という言葉を見た瞬間でした。

まさに今の自分だ、と思いました。

Zoomセッションでは、

「高校生は『何がつらいのか』を言語化できないまま、行動で訴えることがあります」

と言われ、娘が言葉を出せなかったことに、ようやく理由があると理解できました。

LINEでは「今日は『何も聞かずに隣に座る』だけにしました」と伝えると、

「『わからないまま』寄り添う姿勢が、信頼の回復になります」と返ってきて、

私の中のあせりが少しずつ静まっていきました。

その後、娘の方から「休んでる間にできるプリントある？」と聞いてきたとき、

私は「行けるようにする」ことだけが支援ではないと、ココロから思いました。

この3週間で、私自身が「娘のペースを信じる母親」へと変わっていけた気がします。

そう確信できるようになった今、私はもうあせらずに娘を見守れています。

📝 Case 05｜「推薦が決まったのに動けなくなった」──「安心したはず」の娘に起きたココロの失速

📌「もう大丈夫」と思っていた矢先の沈黙

高校3年の秋。

娘は指定校推薦で希望の大学に合格が決まり、ようやく受験の緊張から解放された…と、私は思っていました。

私も本人も、そう感じていたはずでした。

ところが、その推薦が正式に決まってから数日後、
娘は突然、朝起き上がらなくなり、

「なんか、体が動かない…」と布団の中からつぶやきました。

学校の準備をする気配もなく、

友達とのLINEにも反応せず、1日中ぼんやりと過ごすようになったのです。

私が「推薦決まったんだから、行かないと失礼じゃない？」と声をかけると、

娘はうつむいたまま「わかってる。でも、なにもやる気が起きない」とだけ返してきました。

努力の先にある“安心”を手にしたはずなのに、なぜ…と混乱しました。

学校の先生は「そういう時期もある」と言ってくれたけれど、

私は「このまま卒業式すら出られないのでは」

という不安でいっぱいになっていました。

📘 ゴールの先で“空白”を抱える子どもに、母親ができること

この3週間サポートを見つけたとき、

「達成後の『燃え尽き』に近い状態」

と書かれていた文に、思わずうなずいていました。

Zoomセッションで

「がんばってきた子ほど、『終わったあと』に虚無感を抱きやすい」

と言われ、私は娘に「ココロを抜く余白」を与えられていなかったと反省しました。

LINEで「今日は無理に話しかけず、紅茶を置いておきました」と報告すると、

「その静けさが、娘さんのココロに『まだ見守られている』という安心を届けています」

と返ってきました。

PDFには「高校生の『回復期』は外から見えにくい」とあり、

「見えていないからこそ信じる」という、母親としての大きな構えを教えてもらいました。

3週間の終わり頃、

娘はふと「卒業式はちゃんと出たいな」

とつぶやきました。

今の私は、「すぐに元気になる」ことではなく、

「安心して止まっていられる場所」をつくる

ことが、母親としての私の役割だと考えています。

まとめ｜高校生の不登校のお子さまを抱えているあなたは「大丈夫だよ」と、まずは自分に言ってあげてください

高校に入ったばかりの春、子どもが「今日は行かない」とポツリとつぶやいた朝のこと、今でもはっきり覚えています。

制服に袖を通すことすら拒む姿に、何が起きたのかも分からず、心臓がぎゅっと縮むような感覚を覚えました。

怒るでもなく、泣くでもなく、ただ静かに部屋にこもっていく子ども。

とまどいとあせり、不安と罪悪感が一気に押し寄せてきて、「私の育て方が悪かったのかな」「何をしてあげればいいんだろう」と、夜になると涙がとまらなかった日々がありました。

でも、そんな時に株式会社OsakaChildのサイトで出会ったコトバがありました。

「今、必要なのは『立て直す』ことじゃなく、『寄りそう』ことだよ」と。

不登校の初期って、つい何かを「してあげなきゃ」と動きすぎてしまう。

学校への連絡、担任への相談、ネットでの情報収集……。

でも、実際に子どもが必要としているのは、「何もしないでただそばにいる親の存在」だったりするんですよね。

我が家では、話しかけるのをやめて、毎日お茶をそっと部屋の前に置くだけにしました。

3日目、湯呑みが空っぽになっていて、それがどれだけうれしかったか。

少しずつ、ほんの少しずつですが、子どもとの間に小さな橋がかかっていきました。

「不登校」って、何か特別なことのように感じてしまうけれど、実はとても身近なココロのSOS。

そして、そのサインを最初に受けとめるのは、やっぱり母親である私たちです。

うまく言葉にできない気持ちを、想像して、感じて、静かに待つ力。

それは決して「何もしない」ことじゃなくて、すごく大きな「している」なんだと思うのです。

この数ヶ月、親としてどう在ればいいか悩み抜いたからこそ、「わたしは一人じゃなかった」と思えた瞬間に、ようやく深呼吸ができました。

もし、今あなたが同じように胸の奥が締めつけられるような毎日を過ごしているのなら──。

一人で抱え込まないで。だれかに話してみてほしいです。

わたしたちは高校生の不登校を抱えている母親をサポートする「株式会社Osaka-Child」のカウンセリング支援。

ここには、わたしたち40代の母親の悩みにそっと寄りそってくれる専門家がいます。

安心してココロを開ける場所があるだけで、母親であるあなたもまた、一歩ずつ前にすすめるんです。

明日の朝、少しだけ肩の力を抜いて、お子さんの顔を見てみてください。

きっとそのやさしいまなざしは、子どものココロに届いています。